epoca(エポカ)は、口腔内に唯一存在する善玉菌K12菌(乳酸菌の一種)※1を移植し定着させることで、K12菌が作り出す有害な細菌の増殖を阻止する抗菌剤含有タンパク質※2を産生することにより歯周病、口臭などの原因となる悪玉菌の増殖を抑制し、口腔内の細菌叢(細菌や微生物などの群・フローラとも言う)のバランスを調節できる世界で最初に製品化された「プロバイオティクス商品」です。 本来健康な状態で常在細菌として持っている善玉菌を用いたタブレット食品なので安全性に問題はなく、味覚を正常に保つのに必要な亜鉛をプラスした「栄養機能食品」です。 使用方法は夜の歯磨きの後に、1錠ずつ舌の上で転がすようになめて溶かします。この簡単な操作を最低3ケ月繰り返すだけで、口腔内の悪玉菌は激減し、特にいやな口臭はほとんどなくなります。更に、BLIS社の研究データによれば、6ケ月間継続して摂取すれば、その後半年間は、日常の口腔内ケアだけで、細菌叢(フローラ)のバランスが持続します。K12菌は、既に欧米、オーストラリア、ニュージーランドでは、口腔内用サプリメント(乳酸菌加工食品)として、発売されています。 ※1 Streptococcus Salivarius K12菌:ストレプトコッカス・サリバリウスK12菌 ※2 天然抗生物質 BLIS : Bacteriochin-like inhibitory substances |
口内の乳酸菌と「プロバイオティクス」とは? | ||
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腸内ではビフィズス菌に代表される善玉菌と、健康に有害な働きをする悪玉菌が、絶えず勢力争いを行なっています。私たちが健康な生活を営むためには、この細菌バランスがよく保たれているという事が必要不可欠です。そこで登場したのが体内の善玉菌を増やして細菌のバランスを保ち、病気になりにくい体を作る予防医学、「プロバイオティクス」という考え方。近年、消化器系の感染症の予防手段として「プロバイオティクス」が注目されています。 ニュージーランドのオタゴ国立大学が口腔内細菌の研究で、口腔内にのみ存在する善玉菌K12菌を世界で初めて発見し、その成果をもとにニュージーランドBLIS社が創設され、商品化の開発に成功しました。 |
歯周病など様々な細菌(悪玉菌)に対しても効果が期待 | ||
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現在、歯周病に罹患している人は、成人の約8割と言われ、国民病となっています(厚生労働省、2006年)。 最近では、歯周病は単なる歯周組織の感染症にとどまらず、糖尿病や循環器系疾患(心筋梗塞など)、呼吸器系疾患の危険因子として、注目されています。 歯周病の主な治療法としては、外科的手術や抗生物質の使用が行われていますが、副作用のない安心な治療法・予防法の開発が望まれてきました。 また、口腔内の細菌の増殖は、口臭の発生、口内炎、歯肉炎、歯槽膿漏などの原因ともなることがわかっており、これらの細菌の駆除に対しても非常に効果が期待できます。 |
2003年米国ハーバード大学などで、口臭の発生源の主な舌背部での常在細菌のプロフィールが違うことが明らかになり、更に、ニュージーランドのオタゴ大学での研究から、健常者の約2%に「非常に口臭を引き起こしにくい」人が存在し、その常在細菌を調べると有害な悪玉菌の増殖を阻害することのできる唯一の口腔内にある善玉菌K12菌を保有していることがわかりました。 |
その後の研究で、K12菌が、有害な悪玉菌の増殖を抑えることのできる天然抗菌タンパク質(BLIS)、サリバリシンAとサリバリシンBを産生していることが判明しました。 |
この善玉菌の移植により、悪玉菌である口腔内の嫌気性菌の発育を抑制し、口臭や虫歯、歯周病などに関係する悪玉菌の増殖を阻止できます。 |
現在、病院では口臭菌や歯周病菌に対して、抗生物質などを用いて菌を殺す治療を行っていますが、このような全ての菌を殺す治療により、口腔内で「菌交代症※3」を引き起こしてしまう可能性があります。 ※3 感染症治療に用いられる抗生物質のために、正常細菌叢のバランスが崩れ、耐性菌の増殖をもたらし、新しい感染症が発症してしまう疾患。 |